ランチェスター戦略について、今回は差別化する方法についてご紹介していきます。
その前に、ランチェスター戦略を活用され成功されている経営者は実は多いです。
例えば、京セラ名誉会長の稲盛和夫氏は「西の京1、日本1、世界1を目指せ」とおっしゃっています。
また、日本電算社長の永守重信氏は「1位以外はビリと一緒」、リクルート元会長の江副浩正氏は「1位以外は死を意味する」とおっしゃっています。
ランチェスター戦略の基本ルールを実践することによって、弱者から強者へ登られています。
差別化をする方法
徹底せよ
誰にでもできる簡単なことを誰にも負けないほど徹底してやるということです。
しかし何でもかんでもというわけではなく、しっかり目的をもって、時間を区切り、範囲を絞ることが大切です。
勇気を持つ
他人がやらないことをやる孤独感、疎外感は怖かったりしませんか?
また、批判やバッシングがくるかもしれないと中々実行に移すのが難しかしいと思いますが、自分だけ別の道を行く勇気を意識しましょう。
差別化は掛け算
①何を ②どうする
この2つの切り口で、3つの違いを作りましょう。
手間を掛けて、徹底して強みを磨き続けます。
何を差別化をするか?6つの切り口
①製品
②価格
③販路
④販促
⑤サービス
⑥エリア
さらにそれぞれを、
足す、引く、変える、~だけにする、~に絞る
の視点で差別化する方法を考えます。
例えばAppleのスティーブ・ジョブズは当時、”Think Different”を掲げ差別化戦略を行っていました。
iPhoneの場合、携帯からキーボードを除き、iPodとPCの要素を足して差別化しました。
万人受けを狙わない
勇気を出して、嫌われてもいい!と絞り込みましょう。
皆にいい人は誰の友達でもありません。
万人受けを狙おうとせず、独自の価値を絞ったセグメントに向けて発信していきましょう。
それでは次回は「1点集中する方法」についてご紹介します。お楽しみに。