「また旦那のワイシャツの襟裏・脇部分が黄ばんでいる…」
「黄ばみがなかなか取れない」
そんなお悩みをお持ちの方に、簡単に黄ばみがとれる方法を
ワイシャツ専門店の店長がご紹介いたします。
ワイシャツの寿命は?
以前、「どのくらいの頻度でワイシャツを買い替えますか」という
アンケートを取りましたが、1年から2年の間で買い替える人が大半でした。
大体ワイシャツの寿命は1年半くらいということですね。
またアンケートに答えた方の多くの方が、
「襟裏が黄ばんできたら、ワイシャツを買い替えます」と仰っていたので
黄ばんできたら「仕方がない、買い替えるか…」という感じのようです。
しかし、想定よりも早く寿命が来てしまい捨てるのは勿体ない。
ということで、少しでもワイシャツの寿命を延ばすために黄ばみを取り除く方法をご紹介します!
そもそも黄ばみの原因は?
黄ばみの原因はずばり【皮脂汚れ】です。
普段ワイシャツを着用しているときに、蓄積される汗や皮脂汚れによって
特に汗をかきやすい襟裏や脇部分が黄ばんくるのです。
例え、しっかり毎日洗濯していたとしても
洗濯物を詰め込みすぎたり、節水コース等で洗っていたりすると
汚れが落としきれず黄ばみの原因となってしまいます。
しつこい黄ばみを取るアイテムとは?
普通に洗濯機で洗っても落ちない・こすってもこすっても落ちない。
そんなしつこい黄ばみを簡単に取るアイテムをご紹介します。
どの家庭にもある”食用洗剤”で落とす
まずは、どの家庭にもある”食用洗剤”を使う方法です。
やり方は簡単!襟裏を湿らせて、食器用洗剤をつけて生地同士を優しくすり合わせます。
※生地がいたんだり色落ちしたりするので、「優しく」です。
そして、そのままぬるま湯で洗い流して、洗濯機へ…。とっても簡単ですよね。
私自身もよく、自転車のチェーン部分に
ズボンを絡ませてしまい汚してしまうのですが、この方法で結構落ちます。
肌が弱い方には重曹がおすすめ!
そもそも重曹とは、
重曹の特徴
* 溶かした時の溶液はごく弱いアルカリ性で酸を中和する作用があります(シリンゴル重曹は水に溶けやすくするために粒子を細かくしております)。
* 人体に無害な物質です(胃の中にはいると胃酸と反応して水と塩化ナトリウム(塩)と二酸化炭素になる)です。
ふくらし粉(ベーキングパウダー)の主成分で、胃薬としても古くから使用されています。出典元:重曹って何だろう? クエン酸って何だろう? | 重曹・クエン酸で地球に優しいお掃除はじめませんか? | 木曽路物産株式会社
重曹は人体に無害な物質なので、肌が弱い方には重曹を使った煮洗いがおすすめです。
重曹を水に溶かして、鍋やたらい等の大きな入れ物にいれて煮ると
だんだんと汚れが浮き上がって落ちていきます。
しかし肌に安全な分、汚れが落ちにくいというデメリットもあります。
そもそも黄ばみをつけない方法は?防汚対策
家にあるアイテムで簡単に黄ばみが取れるのは分かったけど、
やっぱり時間がかかるし面倒くさい。そんな方には、防汚対策をご紹介します。
ベビーパウダーを襟裏につける
ベビーパウダーとは、本来赤ちゃんのおむつかぶれや汗疹(あせも)を防ぐために使われるもの。
つまり汗や油を吸収する特徴があるのです。もちろん赤ちゃんに使えるので肌にも優しい。
使い方は簡単。洗濯して乾いたワイシャツの襟に
軽くベビーパウダーをはたくだけ。たったそれだけで黄ばまなくて済むのは本当に楽ですよね。
しかも、ベビーパウダーは水によく馴染むので、洗濯時に汚れが落ちやすいという特徴もあります。
しかしここで注意してほしいのは、どのベビーパウダーでもいいわけではないってことです。
そもそもベビーパウダーが皮脂汚れに効くのは、でんぷん(コーンスターチ)が含まれているから。
このでんぷんが、首周りから出てくる皮脂を吸収してくれます。
しかし残念なことに、実は多くのベビーパウダーにはコーンスターチが含まれていないのです。
せっかくベビーパウダー買ったのに、皮脂汚れに効かないと意味がないので
購入時には成分をしっかりチェックしてくださいね。
襟裏にデザインが入っているものを選ぶのもアリ
面倒くさがりの方にはこれ。もう最初から襟裏にデザインが入っているものを選ぶ。
手っ取り早い防汚対策です。
今は、襟裏にデザインが入っているワイシャツは沢山ありますし
お気に入りのデザインが見つかること間違いなしです。
まとめ
ワイシャツの黄ばみの原因と解決方法をご紹介しました。
お気に入りのワイシャツが少しでも長く使えますように。