突然の訃報
葬儀のタイミングはいつも急にやってくるものです。
今回は大人になればなるほど聞けなくなるお葬式の服装、
香典の金額についてお話しします。
1.お通夜・お葬式での服装と持ち物
葬儀の場では黒を基調とした礼装が基本。
それに対しお通夜では本来、死を予測していたように思われることから
礼装を着ない方がいいと言われていましたが、
近年では葬儀と告別式に出席できない代わりに
お通夜に出るという方も多いため、略礼装を着る方が増えています。
1-1.礼装の基本
シングル(前ボタンの並びが一列になっているもの)、
もしくはダブル(前ボタンの並びが二列になっているもの)の黒のスーツに
白のワイシャツ、黒無地のネクタイを着用します。
また、お通夜では「略礼装」も一般化してきています。
略礼装とは、仕事終わりなどに急遽駆けつける、といった際に
全体的に明るすぎず派手になりすぎないことを心掛けた服装のこと。
黒や極力落ち着いた濃紺、ダークグレーなどのスーツに
黒の靴下、黒のネクタイを着用しましょう。
スーツは目立たないストライプなども可能です。
1-2.アクセサリーは基本NG
結婚指輪以外のアクセサリーは基本外して参列するのが望ましいです。
カフスボタンを付ける場合は黒石などの目立たないもの、
ネクタイピンは付けないようにしましょう。
また、ハンカチは白色、もしくは黒色が基本です。
手提げ鞄やクラッチバッグなど、基本的には黒色であれば問題ないですが、
ショルダーバッグは少々カジュアルな装いになるのでなるべく避けましょう。
また、革製品などは殺生をイメージさせるので控えましょう。
1-3.すぐに買える礼装商品
上記商品は翌日配送にも対応しているので
買いに行く時間がない、という方はぜひネットショップでの購入をご検討ください。
また、ネクタイを販売するコンビニもあり、
主にビジネス街や駅中の店舗にはなりますが
主要コンビニチェーンだと販売している可能性がありますので
チェックしてみてもいいかもしれません。
2.香典は相手との関係性によって相場が変わる
お通夜・葬儀に参列する際には香典(御布施)を持参します。
香典の金額は個人との関係の深さによって金額の相場が決まります。
家族や親せきの場合は基本的に10000円~、
勤務先の上司や同僚などの場合は5000円~15000円ほど、
友人・知人の場合は5000円~10000円が相場となっています。
ただし、個人との関係性だけでなくあなた自身の年齢などによっても
香典の金額は変動するので、自分が包みたいと思った気持ちの分だけ、と考えましょう。
また、包むお金に新札はNG。
訃報に備えて前々から用意していたような印象を与えますので、
しわしわすぎないもの、もしくは新札を1度折ってから包むようにしましょう。
3.失礼のないように、マナーを心得て参列しましょう
葬儀の場でマナー違反の服装や行動をしてしまうのは恥ずかしいですし、
故人やご家族の方々にも失礼になるので、
しっかりとマナーを心得てのぞみましょう。