四季の寒暖差が大きい日本において、
その季節に合った服装を選び、気温の変化に対応しますよね。
それは、ビジネスシーンでも同じことが言えます。
スーツには夏用と冬用があり使い分ける人がほとんどなのに、
ワイシャツは年中同じだという方が多いのではないでしょうか。
1.ワイシャツは季節ごとに分けるべき理由
ワイシャツは生地の素材や織り方によって、着用時の肌ざわりや着心地が大きく違います。
例えば、「リネン(麻)」。
・通気性が良い・吸水、吸湿性に優れいている・繊維が伸びにくく方いので汗をかいても肌に張り付かない
と、夏にピッタリですよね。
一方で、「リネンウール」。
リネンとウールを混ぜた「リネンウール」は春秋向けになります。特徴としては、ウールが入ることによりリネン独特のサラっとした清涼感は減り、少しザラッとした肌触りですが暖かみを感じます。
同じリネンでも、「リネンウール」は、秋冬向きの生地になります。
このように、織り込まれる素材が異なれば、着用時期が変わってきます。
そのため、季節に応じたワイシャツ選びが重要になってきます。
2.冬にピッタリ!保温性の高いワイシャツ3選
2-1.綿100%シャツ
綿といえば、幅広く様々な衣類に使われてる素材です。
改めて、綿がどのような素材なのか特徴をお伝えします。
暖かさと涼しさを兼ね備えている綿の断面が空洞になっているおかげで、熱を伝導する力があまりありません。そのため衣類にたまった熱が放出されないので、冬は体温を外に逃がさず暖かさを保ってくれるのです。逆に夏場は、汗を吸収して外に放出しようとするときに、水分が気化するための熱を奪うため、温度を下げる性質があります。そのため体温が下がったように感じ、涼しく過ごすことが可能です。
綿が冬に向く最大の理由は、保温性が高いこと。
熱伝導率が低く、熱が放出されにくいため、寒い時期は暖かく感じます。
したがって、綿素材100%のワイシャツは、冬に着るべきワイシャツです。
もちろん、ポリエステル混紡生地でも大丈夫ですが、
なるべく綿の混紡率が高いものを選ぶようにしましょう!
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2-2.コーデュロイシャツ
コーデュロイ生地は、綿を使って表面がデコボコになるように織り上げられています。そのため、ファッションアイテムの素材にすると生地と肌の間に空気の層ができ、中の暖かい空気を外に逃がしません。
コーデュロイの最大の特徴は、綿と同じく保温性が高いことです。
ただし、コーデュロイはカジュアル感が強いです。
ビジネス向きのものは少ないですが、ネイビーであれば取り入れやすいと思います!
2-3.フランネルシャツ
フランネルシャツとは、タテ糸とヨコ糸を交互に交互に折った平織り、もしくは2・3本おきに折って作られる綾織りで作られたシャツのこと。
フランネルシャツは、「ネルシャツ」と言われることが多く、
誰もが1度は着たことがあるのではないでしょうか?
起毛した柔らかい肌ざわりで、保温性ある生地が特徴です。
フランネルシャツもやはり特徴は、保温性。
暗くなりがちな、冬のファッションに華を添えてくれます。
3.まとめ
いかがでしたでしょうか。ワイシャツは生地によって機能が違うことをお分かりいただけたとおもいます。
凍える冬には、保温効果の高いワイシャツを着用して寒さ対策しませんか?