こんにちは!スマートビズ中国担当の山田(シャンティエン)です。
私はメーカーにてワイシャツの企画・製造管理を担当しております。
多くの流通しているスーツやワイシャツ・ネクタイは主に海外製で
昔は中国や東南アジアといえば安かろう悪かろうのイメージでしたが、
近年は日本と同等以上の品質を上げれるほどにクオリティが上がってきました。
そんな中当社では、中国・ベトナム・ミャンマーの工場で生産されたものを多く販売しています。
その関係で中国の工場へはよく足を運びますが、最初は不安や失敗だらけでした。
中国・上海出張や旅行に行く前の不安を払拭できるように
いくつかのポイントをまとめましたのでぜひご覧ください。
1 環境・インフラ
ガタガタの道や埃っぽくて汚れた空気など
中国上海のそんなイメージは時代遅れです。
2016年のG20頃から急速に環境への配慮がなされ、
かねてより急ピッチでインフラ整備が行われているので
上海市中心部は日本の都心以上に整備されています。
近年環境汚染問題への対策として、
基準を満たさない多くの工場が政府によって強制的に廃業にされるなど、この数年で街を見ただけで環境改善を肌に感じます。
急に廃業に追い込まれた会社はたまったものではないですが・・。
2 現地の方
荒々しくおじさんが上半身裸でウロウロしている・・
クラクションをずっと鳴らし荒い運転、英語は通じず怒りっぽい・・
そんなイメージが数年前までありました。
しかし最近では、上半身裸になることやクラクションを鳴らすことなどが規制されたようで、上海市内やその周辺の地方都市でもクラクションはほとんど聞こえません。
政府が国民のモラルやマナー向上に努めているのだと思います。
街なかの店員さんにはほとんど英語は通じず、無愛想に感じることも少なくないですが、日本とビジネスをされている方を始め、礼儀やマナーを持たれた良い方ばかりです。
中国の爆発的なパワーの裏には、人々の起業志向・勉強熱心さ・貪欲さを感じます。彼らから刺激をうけ学ぶことは多いように思います。
3 通信環境
政府のインターネット検閲と情報遮断の仕組みが働いており、現地のWiFiや日本国内でレンタルしたモバイルWiFiの回線ではGoogleやTwitter、Facebookなどの外国サービスの多くが閲覧できません。LINEも利用できません。
もちろんGoogle Mapなどの地図アプリも利用できないので、携帯中毒者の私としては大変困った経験があります。
これを解決する手段としては、よくVPN接続などが上げられますが、少し設定が面倒で回線も不安定だったりします。
しかし、国内キャリアの海外ローミングサービスを利用すれば、難なくいつものWEBサイトやサービスを利用することができます。
auの世界データ定額なら980円/24時間と、非常に安く、4Gや3G回線を使えます。
モバイルWiFiをレンタルして荷物も充電の手間も増えますし、断然こちらのほうがパフォーマスに優れています。
4 その他、よくある持ち物について
変圧器
中国のコンセントの電圧は220Vです。日本のコンセントは家庭用100Vですが、一般的な充電器やiPhoneのUSB充電器等の表示が100V~240Vとなっていればそのまま使えます。
よほど特殊な機器を持ち込まない限りは中国では変圧器やプラグ変換は不要です。
マスク
マスクは機内の乾燥した空気に対しては持参しますが、現地で常用する分には個人的には不要と感じました。
しかしながら、車通りは場所により激しく、特に喉をいためやすい人は持参したほうがいいと思います。
上海市付近での服装
私は大阪在住ですが、日本国内の各季節感とほぼ変わりません。
その他はよくある海外旅行と同じではないでしょうか。
5 まとめ
最新のサービスや技術の一般への反映も非常に早く、白タクの配車サービスのDiDiや、自転車乗り捨てのMobike、さらにWeChatPayやAlipayなどのキャッシュレス決済の普及が凄まじく、刺激の多い中国旅行・出張は不安以上に学ぶべきことが多いです。
ぜひお気をつけて有意義な出張旅行をお楽しみください!