ワイシャツ専門店の店長せちこです。ワイシャツってクリーニングに出した方が良い?
皆どのくらいの頻度で出しているの?クリーニングって高くない?
はっきり言ってクリーニングに毎回出す必要は不要。
この記事ではワイシャツをクリーニングにだすメリットとデメリットをご紹介します。
クリーニングに出すメリットは?
アイロン不要
これは言わずもがな、クリーニングのメリットですよね。
クリーニングに出すと仕上がりが新品同様綺麗になります。
家で何着も暑い中、重いアイロンをもって難しい形のアイロンがけをする。
とてもストレスですよね。クリーニングにワイシャツを頼むと
着心地もパリッとして、なんだか気持ちも新しくなったような気になります。
汚れが付きにくくなる
クリーニングの過程では、ノリ付け作業があります。
そのノリ付け作業によってワイシャツをコーティングし、汚れやニオイが付着しにくくなります。
楽
これが一番ですね。洗濯物も減るしアイロンの時間もなくなる。
あの苦労がお金で解決できるのであれば、安いものだと思う人も少なくないでしょう。
デメリットは何だろう?
ワイシャツが傷む
実はクリーニングに出すと、ワイシャツはかなり傷みやすいです。
強力なプレス機でアイロンをかけるのですぐに傷みます。
実際当店にも頻繁にクリーニング屋さんから「ボタンが割れてしまったのでワイシャツを買いたい」と
電話がかかってきます。それで在庫があればいいのですが、ない場合は二度と手に入らないワイシャツになるでしょう。
お気に入りのワイシャツが傷んでしまうのは残念です。
お金がかかる
ワイシャツ1枚につき大体100円ですがこれもチリが積もれば山となる、です。
100円×平日分5枚=500円
500円×4週間分=2000円
2000円×1年分=24000円
このように単純計算で1年で24000円かかります。
持っていくのが面倒くさい
意外と家の近くにないのがクリーニング屋さん。
近くにあってもわざわざ、重いワイシャツたちを持って
持っていくの結構面倒くさいです。
正しく洗えばクリーニング不要?
クリーニングを出さずにおうちで綺麗にワイシャツを洗濯する方法
実は最近のワイシャツは形態安定性が高いものが増えてきているので
正しい洗濯方法で洗濯すれば、自宅でもピシッとしたワイシャツになります。
正しい洗濯方法
1洗濯用ネットに入れる
ボタンを留めてきちんとたたみ、大きいネットに入れて洗う。
最近は形態安定専用の洗濯ネットもあります。
洗濯ネットにいれることで他の洗濯ものに絡まず、生地の傷みも軽減されます。
ネットひとつにつき、ワイシャツ1枚がベストです。
2脱水は15~30秒ほど
ワイシャツのシワの大敵は実は脱水なのです。
全自動洗濯機だと通常5~9分も脱水を行っているので、
アイロンしてもなかなかとれない頑固なシワがつく大きな原因に。
3太めのハンガーで濡れ干し
形態安定のシャツに限らずワイシャツは水の重みでシワを伸ばす濡れ干しが基本
太めのハンガーを使うことで型崩れがしにくく、ワイシャツの重みでシワが伸びてくれます。
4アイロンは低温から中温で
小じわが気になる場合はアイロンがけをおすすめしますが高温はNGです。
ポリエステルは熱に弱いため、高温の熱を与えると生地が傷んでしまいます。
以上の正しい洗濯方法であれば、洗濯を干し終わったあたりで
既にほぼほぼシワがなくなっているのでアイロンも短時間で済みラクラクです。
クリーニングには1シーズンが終わるときに出すくらいがちょうどいい頻度ではないでしょうか。