ランチェスター経営戦略について、今回はNo.1になる方法をご紹介します。
No.1になる方法
絞り込み
勝ち目のある市場をえらびNo.1になれる分野や階層まで絞り込んでいきます。
小さなエリア、小さな顧客、小さな商品など、何でもいいのでNo.1を作ることが最重要です。
目標はNo.1になることです。
弱い相手と戦う
弱い相手と戦うことは決して卑怯なことではありませんし、強い相手と戦うことが正しいこというのは、ビジネスの戦争の中では同じではありません。
自分より下位のシェアをもつ目下の敵と戦いましょう。
しかし、競争目標と攻撃目標を混合しないように注意が必要です。
強みを伸ばす
強みに1点集中することがNo.1への近道です。弱みには目を瞑り、あるいは比較的簡単に、上記の絞り込んだ市場や、攻撃対象に対してなら
弱みを強みに変えれそうなところを強化します。
エリア・顧客・商品・営業マンなど強みになりそうなところはどこなのかを考えてみてください。
事例
ハーゲンダッツは、登場当時のアイスクリームとは一線を画す、特に高級アイスクリームに特化して一気に市場シェア75%となりました。
高級感のあるブランド方針と連動して、CMやキャンペーン場所、価格設定やギフト向けにも打ち出し成功しています。
ガリガリ君は販路をコンビニルートに特化し一気にシェアを拡大・認知を高めたそうです。
ビール市場は15年で58%減するなど、サントリーはビール事業はずっと赤字だったそうです。しかし、ザ・プレミアム・モルツはプレミアムビールを創出・特化して、通常のビールとは異なり、モンドセレクションや高級なデザインや販促、ご褒美という演出をしたり、銀座・贈り物・父の日というキーワードで差別化してNo1になりました。
このように「差別化」して「1点集中」して「No.1」というランチェスター戦略は多くの成功事例の基本に根付いています。
より詳しくランチェスター戦略を実践されて、強者に勝つポイントをおさえ、会社や自分自身を成長させていきましょう!