スーツを購入するとき、なるべく品質にこだわりたいけど、値段もそこまで高いものは買えないという方は必見です。
いいスーツにはいくつか共通したポイントが存在します。スーツ選びで大切な8つのポイントをご紹介していきます。
ラペルが美しく、カーブを描いている
スーツで最も美しい部分の1つは、優雅にロールしたラペル部分です。
ラペルとはジャケットの上襟に続く身頃の折り返し部分のことを言います。
高級なスーツはペタンとなっておらず、毛芯や八刺しといった熟練の技術によってラペルがふんわり返るように仕立てられています。
袖が自然と前方にカーブする
体のラインを美しく見せるスーツは、腕を通していない状態でも自然と袖が前方へと流れていくものです。
ハンガーにかけたときに、袖が真下ではなくやや前方へと傾いていれば、袖付けが立体的にされている証拠となります。
生地の風合いが優れている
使用した素材にもよりますが、しっかりとした厚みがあって優れた風合いがあることも重要です。
少しこすっても繊維や中の芯材が寄ることもなく、一定の耐久性を感じられるかどうかです。
耐久性は触っただけで判断するのは難しいが、多くの生地に触れることで生地の良さが分かってきます。
ラペルをこすっても接着部が浮かない
ラペルの中には芯材が入っており、安物はコストを浮かせるために片側だけペタッと貼られていることがよくあります。
そのため、見た感じラペルが固くなっていないか、軽くこすったときに芯がふらついて浮いたりしていないかチェックしましょう。
ポケットフラップに凹凸が少ない
スーツのコシポケットにはフラップがついていますが、ここが綺麗に取り付けられているかどうかも質のいいスーツかどうかの分かれ目です。
ただ取ってつけているだけでは端が浮いてしまいます。なるべく凹凸が少なくて美しいものを選びましょう。
ポケットの玉縁(パイピング)が丁寧に処理されているかどうか
ポケットの処理の仕方もスーツ作りに対する丁寧さが表れるポイントです。
ポケットの端が重みで裂けないよう負担を和らげる処理などがされていれば品質の高いスーツ言えます。
肩を動かしても腕周りに変なシワが出ない
縫製が立体的でなく、アームホールの運動量が足りない安いスーツは、腕を上下に動かしたときに首が簡単に抜けてしまいます。
これは例えタイトフィットでも抜けてしまうことは同様にあります。良いスーツはタイトフィットモデルでも抜けることはないです。
パンツのいせ込みがしっかりしている
引用:https://www.e-begin.jp/article/7843/
いせ込みとは平面の布に丸みをつけて立体的にする縫製技術のこと。これをパンツで確認するためには、机などの平らなところに置いてみましょう。
サイドポケットあたりがペタッとならず、ふくらみが出るものほどいせ込みが丁寧でいいパンツであると言えます。
これらの8つのポイントを押さえつつ、自分の身体に合ったスーツを選びましょうね。