ワイシャツには様々な色、デザインがありますが、襟型だけでも数十種類と存在します。
顔のすぐ下に位置する襟は、相手に与える印象を大きく左右する大事なパーツです。襟型によって、個性を表現することができます。
そんなワイシャツの襟型ですが、今回は「ワイドカラー」に焦点を当てて、わかりやすくご紹介していきます。
1.ワイシャツの襟のつくり
・襟羽開き……襟の開き角度
・襟羽長さ……襟羽の付け根から先までの長さ
・襟先(剣先)……襟の先の部分
・襟台……襟の立っている部分の高さ
このように、襟は様々な要素から成り立っていることがわかりますよね。
ワイドカラー | レギュラカラー |
上記をごらんいただければお分かりだと思いますが、襟の長さを実際に比べてみると、これほどに差があります。(同サイズで検証)
見出しで襟型によって、個性を表現できると申し上げましたが、「襟羽が長い・短い」「襟羽の開きの角度が広い・狭い」によって相手に与える印象が異なるのです。
それでは、簡単に襟の説明を理解していただいた上で、ワイドカラーについてご説明していきます。
2.ワイドカラーとは?
ワイドカラーとは、レギュラーカラーより、襟羽の開いている角度が大きいものを言います。
ワイドカラーは襟羽の開きが100~140度のものです。ちなみにレギュラーカラーは70~90度程度です。
ワイドカラーと総称していますが、角度によって名前が異なります。
例えば、襟羽の開きが100~120度前後のものをワイドスプレッドカラーと呼び、別名ウィンザーカラーと呼ばれることもあります。
さらに、襟羽の開きが90度前後でワイドカラーとレギュラーカラーの中間のものをセミワイドカラーと呼びます。
ワイドスプレッドカラー | セミワイドカラー |
襟羽の開きが100~120度 | 襟羽の開きが90度前後 |
ちなみにワイドカラーは1920~40年代のファッションに大きな影響を与えたという英国ウィンザー公が
好んで着用していたことから、「ウィンザーカラー」とも言われます。
襟の開きが大きいウィンザーカラーに合う、ネクタイの結び方として結び目が大きくなる「ウィンザーノット」があります。
これもウィンザー公が好んで結んでいたことから、そのように言われるようになりました。
3.着用シーンについて
ワイドカラーの着用シーンについて、ビジネス・フォーマル。カジュアルの3つに分けてご説明いたします。
ビジネス | フォーマル | カジュアル |
〇 | 〇 | 〇 |
ビジネス
まずビジネスシーンにおいて、ワイドカラーはレギュラーカラーと同じくらい基本的なワイシャツとなります。
ネクタイが綺麗に見える「ウィンザーノット」との相性も抜群なので、大人の魅力をアピールすることができるものです。
スーツとの相性もいいので、ビジネスシーンにはぴったりの襟型と言えます。
フォーマル
結婚式や披露宴などは、レギュラーカラーとワイドカラーが選ばれます。
一般的には襟羽の長さや開き方が標準的なものが好まれます。
お葬式や法要などにも、ワイドカラーは適当とされます。
ただし、柄やデザインなどできるだけ特徴のないシンプルなものを着用しましょう。
ネクタイの結び目にディンブル(くぼみ)をつくることは禁止とされているので気をつけましょう。
カジュアル
ワイドカラーはジャケット+パンツスタイルだけでなく、カジュアルな装いにも綺麗に見せることができます。
レギュラーカラーよりも、クラシックであるとされるワイドカラーは、カジュアルシーンにも品のある男性に仕上げてくれるアイテムです。
4.体型をカバーする
恰幅のよい方や、顔の大きさが気になる方には、ワイドカラーが大変おすすめです。
なぜなら、視覚的な錯覚を利用して、顔の大きさをカバーすることができるからです。
小さい襟だと顔との大きさとの差が出やすくなるので、顔の大きさを引き立ててしまいます。
一方で、ワイドカラーのように横に広がる襟だと、顔の大きさを引き立たせることなく、小顔効果が期待できます。
また、ネクタイを締めたときに結び目が綺麗に見えるため、顔周りをスマートに見せることができます。
5.人気のワイドカラー
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