ワイシャツを鞄やスーツケースに入れて持ち運ばなければならないとき、せっかくアイロンがけして、綺麗にたたんだワイシャツがシワになるのは避けたいですよね。
出張先の訪問や商談、冠婚葬祭のときこそ、シワのないYシャツが必要なのに…。
なるべく移動中にしわにならないように、綺麗にYシャツを保つ方法はあります!
そこで、ワイシャツ専門店に勤める筆者が、自宅で簡単にできるワイシャツのシワにならないたたみ方を写真で解説していきます。
また、洗濯後にも折りたたんだ後にも、しわが残りにくい優秀なノーアイロンワイシャツもご紹介したいと思います。
1.たった1分で簡単にできるワイシャツのたたみ方
まず用意するもの:ワイシャツとA4ファイル
ワイシャツは広げた状態でたためるよう、床や絨毯の上などスペースのある場所でおこないましょう。
クリアファイルは透明のものでなくても大丈夫です。
1) ワイシャツのすべてのボタンを止める
2) 裏返して、肩のラインに沿って中心にクリアファイルを置く
3) 袖を写真のように折り返す
4) 折った袖の半分あたりから、また折り返す
5) 点線に沿って中央に向かって折り返す
6) 反対側も同じ手順でたたむ
7) このように中央に折り返すことができたら、半分にたたむ
上の写真のように、A4ファイルに沿って半分にたたみましょう。
このとき、余りの裾部分が出ているのは正解です。
8) 挟んでいたA4ファイルを形が崩れないよう、慎重に抜く
9) 余っている裾を折り返して、中に入れ込む
10) 表を返せば完成
2.出張のときのワイシャツの防シワ対策
出張時や、鞄に収納して持ち運ぶとき、ワイシャツのシワが気になる方は多くいらっしゃると思います。
そこで、鞄やスーツケースへ入れた際もシワにならない収納方法と、しわを防ぐ便利なグッズをご紹介していきます。
ワイシャツに重みがかからないように収納する
鞄で持ち運びのときに注意するべきポイントは、他の荷物がワイシャツを押しつぶさないようにすることです。
他の荷物の重みがかかるとシワの原因となりますので、ワイシャツは上の方に収納しましょう。
また、着用時にワイシャツの襟元が折れてしまうと不格好なので、ワイシャツの襟が折れてしまうほど荷物を詰め込みすぎるのはやめましょう。
移動先についたら最優先でハンガーに吊る
シワのあるワイシャツを着用しているだけで「仕事ができなさそう」「だらしなさそう」など良くない印象を相手に与えてしまいます。
ですので、まず移動後はハンガーに吊るしてワイシャツのシワはや型崩れの防止を行いましょう。
100均の書類ケースは出張時に便利
100円ショップで発売されている透明の書類ケースに、たたんだワイシャツを二つ折り/三つ折りにして収納すると移動時もシワを防ぐことができます。
書類用ケースは軽いので移動の負担になりにくく、スペースも取りにくいです。
また、他の荷物がワイシャツを押しつぶしてしまう心配はありません。
ワイシャツケースを使用する
ワイシャツを持ち運ぶために作られた「ワイシャツケース」を使用することも1つ手です。
これは、ワイシャツのシワや、襟つぶれ、型崩れをを防止する設計がされています。
ワイシャツがケースの中で動かないようにするマジックテープや、折り畳みボード、
また襟をガードができる襟サポーターでなど、出張先まで簡単に・かつ綺麗に収納できるようになります。
【おすすめのワイシャツケース】
Le sourire ワイシャツケース 3,999円
3.シワの寄りにくいワイシャツのおすすめ
そもそもしわが寄りにくいワイシャツを購入することもおすすめです。
ワイシャツに表記されている「イージーケア」や「形態安定加工」はどういう意味なのでしょうか。
一般的に、洗濯後のしわの程度を表す「W&W性(ウォッシュ&ウェア性)」が高いほど、アイロンがけなしでそのまま使用できる、と言われています。
W&W性(ウォッシュ&ウェア性)とは、洗濯後のしわのの残り具合を表す指標で、W&W性5.0級をアイロン掛け後のシワのない状態とし、シワカット率100%。形態安定加工と言われるものは、3.2級以上でシワカット率50%以上。4.0級以上はシワカット率90%以上となる。ちなみに形態安定よりも性能が落ちるイージーケアシャツで2.5級。
W&W性は、専門機関であるJIS(日本工業規格)が定めた基準をクリアした証になります。
これを表示しているワイシャツは、防シワ効果が保証されているものと言えるでしょう。
しかし、3.2級が「形態安定シャツ」の基準ではありますが、アイロンがけなしでほとんどシワのない状態と言えるのは4.0級以上となります。
したがって、シワのないワイシャツ選びの指標として「W&W性4.0級以上ワイシャツ選ぶ」ことが重要となります。
W&W性4.0級 綿100%ワイシャツ
綿素材といえば、着心地や風合いがよく、通気性に優れています。一方で、シワになりやすくアイロンがけなしでは着用が難しいというデメリットも。
しかし、モイストキュア加工により、風合いはそのままに最高水準の形態安定性を実現したのが、超形態安定シャツです。
家庭用洗濯の繰り返しでの性能変化もほとんどないので、クリーニングに出す必要もなく経済的ですね。
▼すべてノーアイロンのワイシャツ
4.最後に
いかがでしたでしょうか?
出張のときや、ワイシャツを鞄に収納して移動する際に、ぜひ今回ご紹介したシワになりにくい方法を試してみてくださいね。