身だしなみで就活は失敗する?
就職活動(以下:就活)において、面接官があなたをまず最初に何を評価するかというと、それは「身だしなみ」です。
就活時の服装や身だしなみは、第一印象に大きく影響を与えるだけではなく、
社会人としてのマナーをきちんと守っているかどうかを評価するため、どこの企業の面接官も厳しくそれをチェックしています。
身だしなみが悪いだけで印象は下がり、就活に不利に働いてしまうことは間違いないでしょう。
ワイシャツは第一印象を大きく左右する!
面接時や会社を訪れる際、リクルートスーツやネクタイ、髪などを気にする就活生は多いですが、
スーツで隠れるワイシャツは目立たないから、とあまり重要視していない方が意外とたくさんいます。
ずばり、ワイシャツは第一印象を大きく左右します!
しかし、ワイシャツの色や襟型など、就活で着るべきワイシャツの正解がわからないと悩む就活生も多いかと思います。
そこで、ワイシャツ専門店であるスマートビズが、就活時のワイシャツを選ぶときのポイントや注意点をお教えいたします。
1. 就活の面接で失敗しないための10秒とは
たったの「10秒」
皆さんは、この数字が意味していることが何かご存知でしょうか?
これは、就活での第一印象が決まる時間です。
人の第一印象が定まる時間は、最初の3秒であると言われていますが、
就活の面接なら「入室から挨拶まで」が10秒くらいですね。この短時間であなたの印象は決まってしまうのです。
また、一旦決まってしまった第一印象を変えることは、非常に難しいです。
その上、日本の就活面接は約20~30分間と短く、伝える内容も限られるため、第一印象は非常に重要です!
身だしなみで良い第一印象を与える
面接官が就活生の身だしなみをチェックする際に注目するポイントは、「常識」と「清潔感」の2点です。
この2点は、仕事をする相手に好印象を与える必須のビジネススキルとも言えます。
つまり、きちんとした身だしなみはビジネススキルであり、仕事に取り組む姿勢につながります。
スーツを着用するならば、
「ワイシャツにしわが寄っていないか?」「シャツのボタンがきっちりと上まで留まっているか?」
など、基本的なビジネスマナーが守られているかどうかは面接官に注意深く見られているということ意識しましょう。
■就活生の身だしなみについて、どんな点が気になりますか?(n=330、複数回答) ※過去5年以内に新卒採用で学生と接する機会があった人事経験者330人による回答 |
就活生の身だしなみで気になる点として、「ワイシャツ(53.9%)」という回答が「スーツ(53.3%)」を上回っていました。
このように、身だしなみの中でもワイシャツは特に面接官に見られているのです。
それでは、常識や清潔感を与えられる就活用ワイシャツ選びの注意点やポイントをご紹介いたします!
2. 就活用ワイシャツを選ぶときの注意点
色は白無地一択
ワイシャツの色は清潔感を与えるものであれば問題はありませんが、
実はいまだに「ワイシャツは白色」であるべきという暗黙の了解が存在します。
また、柄も基本的に無地を選ぶべきでしょう。
ワイシャツの柄は個性を出しやすい部分ではありますが、面接の場にふさわしいかどうかを判断する必要があります。
社会人になってからであれば、薄い青(サックス)やストライプなどお洒落を楽しんでいただく分には構いませんが、
就活では、好印象を与えるために、一番無難な白の無地のワイシャツを選ぶことをおすすめします。
ボタンダウンはNG
就活のワイシャツ選びで「白無地」であればよい、という考えで就活にふさわしくない襟型のワイシャツを着ている就活生は多いです。
最も良くない例が、ワイシャツの襟元にボタンがついたデザインのボタンダウンシャツです。
ボタンダウンは元々ポロ競技用に開発されたカジュアルでスポーティーなワイシャツであるため、
フォーマルな着こなしが求められる就活ではふさわしくありません。
第一ボタンまできちんと留め、ネクタイを締めている場合でも、カジュアルな印象には変わりなく
マイナスの印象を与えてしまうので注意しましょう。
首回りのサイズ感に注意する
就活では第一ボタンを留めるのが基本となりますが、首元が詰まってしまって苦しいという方もいるかと思います。
長時間ボタンを留めても苦しくならないよう、ワイシャツは首回りサイズがぴったりのものを選びましょう。
ジャストサイズを選ぶポイントは、ワイシャツの一番上までボタンを留めて、すき間に指が2本入るくらいゆとりがあるものです。
以下の表を参考に、首回りサイズからぴったりのワイシャツを選んでください。
ワイシャツサイズ | 首回りサイズ |
S | 37cm |
M | 39cm |
L | 41cm |
LL | 43cm |
3. 就活用のワイシャツの選びのポイント
就活では毎日ワイシャツを着用すると思いますので、ワイシャツは洗い替え用に数着持っておくと便利です。
就活で着用されるワイシャツの襟型は、レギュラーカラー、ワイドカラー、ショートポイントカラーが一般的となりますが、
どの種類のワイシャツを選ぶべきかを解説していきます。
レギュラーカラーのワイシャツ
レギュラーカラーは、襟型の中で最もポピュラーであり無難なデザインであるため、まず迷ったらレギュラーカラーを選びましょう。
どんなスーツにも合う、基本の襟型です。
ワイドカラーのワイシャツ
また、ワイドカラーは、レギュラーカラーよりも襟羽の開いている角度が大きいものを言います。
ワイドカラーは、恰幅の良い方や、首や顔の大きさが気になる方におすすめです。視覚的な錯覚を利用し、顔の大きさを引き立てることなくカバーできるためです。
スーツスタイル全体のバランスを考えると、レギュラーカラーよりワイドカラーがスタイリッシュに見える方もいるでしょう。
ショートポイントカラーのワイシャツ
そして、ショートポイントカラーは、レギュラーカラーよりも襟の開きが小さく、小さな体型の人や、スリム体型の人におすすめです。
理由は同様で、体と襟のバランスで見たときに、Vゾーンがコンパクトに見え、スーツスタイルの印象が良くなります!
時間が経ってもシワが寄りにくいもの
就活用のワイシャツを選ぶ際に、おすすめなのが形態安定性が高いものです。
アイロンがけの手間を省くことができる上、連続して面接を受ける際にも、
1日の最後の面接でワイシャツがシワシワ…なんてこともありません。
ワイシャツは「イージーケア」や「形状記憶」など様々な表記方法があり、いまいちどれが形態安定性が高く、ノーアイロンで着用できるのか判別がつきにくいですよね。
一般的に、高い形態安定性が期待できるワイシャツは、洗濯後のしわの程度を示す「W&W性(ウォッシュ&ウェア性)」という表記がされているものです。
W&W性(ウォッシュ&ウェア性)とは、洗濯後のしわのの残り具合を表す指標で、W&W性5.0級をアイロン掛け後のシワのない状態とし、シワカット率100%。形態安定加工と言われるものは、3.2級以上でシワカット率50%以上。4.0級以上はシワカット率90%以上となる。ちなみに形態安定よりも性能が落ちるイージーケアシャツで2.5級。
W&W性(ウォッシュ&ウェア性)3.5級~4.0級であれば、防シワ効果が保証されていると言えます。
アイロンがけなしのワイシャツがいい場合は、「W&W性4.0級」以上のワイシャツを選びましょう!
4. 最後に
いかがでしたでしょうか?
就活のワイシャツは意外と見られており、印象を左右するものとして重要です。
ビジネスマナーとしての身だしなみに注意して、好印象を与えられるよう着こなしをマスターしましょう!