「そろそろあの人と結婚…」
なんて考えて結婚式を間近に控えている方も多いのではないでしょうか。
しかし、実際結婚式なんてしたこともないし
分からないことばかり…
今回は結婚式が近いにも関わらず右も左も
結婚式の服装について分からなかったり
購入した方がいいのかレンタルした方が良いのか…や
自分で新郎の服装を揃えてなるべくコストを抑えた方がいいのか、
式でレンタルしたほうがいいのか…など
結婚式間近のカップルに向けて結婚式での新郎の服装に関する疑問をまとめてみました。
1.結婚式での新郎の服装/衣装はどれがおすすめ!?【種類ごとに解説してみました。】
一般的に新郎の結婚式衣装に関しては5種類存在しています。
1.タキシード
2.フロックコート
3.モーニング
4.燕尾服(テールコート)
5.紋付袴
上記が一般的な新郎の服装になります。
“紋付袴”を除いてはそれぞれ式の時間帯によって服装が決められていました。
それぞれの衣裳にはドレスコードがあり、
格式により「正礼装」「準礼装」「略礼装」というスタイルに分かれており、
そのうえ場所や時間帯に合わした衣裳を着用する必要があります
1.タキシード
出典:https://marry-xoxo.com/articles/3240
タキシードがやはり一番王道で人気の服装といえます。
このスタイルを思い浮かべる人も多いかと思います。
本来タキシードは夜のみの準礼装として扱われていました。
イギリスではタキシードはディナージャケットと呼ばれており
18時以降に着用するものとされています。
この18時というのは日没が関係しているようです。
そのため夏は18時、冬は17時からタキシードを着るという文化があり辺りが暗くなる=タキシードを着る時間という風に考えられていました。
しかし現在では昼夜関係なしに着られるようになりました。
また、色もブラック、シルバー、ホワイトと時が経つにつれて服装も進化していきました。
タキシードが一番人気の理由は
ジャケット丈が長くなく、ちょうどいい長さのため幅広くどなたでも
エレガント且つ綺麗に着こなせるからという理由もあり人気です。
2.フロックコート
出典 http://tuxedoranking.com
タキシードとは反対にこちらのフロックコートは昼の正式礼装ですが
こちらも先ほど同様昼夜問わず着ても問題ありません。
ダブルブレストの上着の起源はポーランド軽騎兵・ウーランの服装であり、
乗馬の際に風が入らないように前合わせがダブルで襟が高くなったと言われています。
そのため、もともとは軍服用に使用されていました。
このフロックコートは丈が長くなっているため身長の高い新郎の服装に最適です。
丈が長い分落ち着いたイメージと
どっしりと男性らしいイメージを演出したい方にはぴったりなタイプです
3.モーニング
出典:https://www.rossonero.jp/order/morningcoat1
午前中から18時までの式ならこちらのモーニングスタイルが正式な服装となります。
モーニングコートはフロックコートの前裾を切り取り、朝の散歩服としたのが始まりであり、
現在では正礼装として認められています。
後ろが長めのジャケットなので、足が長く見える効果があります。
また、前の裾丈が短く後ろの裾丈につながるラインが斜めなのが特徴的です。
やせ型の男性はもちろん、
ぽっちゃり体型でもスタイルアップ効果が期待できるスタイルです。
よく新郎をはじめ主賓や新郎新婦のお父様が来ている服装がこちらの
モーニングという服装スタイルになります。
4.燕尾服(テールコート)
出典:http://www.tuxedostation.jp/b016/
こちらは裾が燕の尾の様な形をしているためそう呼ばれました。
海外では尻尾を意味するテールから名づけられました。
一般の方が着用するシーンは少なく、
結婚式の場での着用でさえ少しオーバーな印象を与えてしまうため
あまりお勧めはできません。
このテールコートは男性の夜の正礼服であり、よく見かけるのが
指揮者やオーケストラの方たちやノーベル賞の際に着用されているのが
テールコートスタイルです。
5.紋付袴
出典:https://www.weddingnews.jp/magazine/70032
日本式の結婚式というとこちらの服装を思い浮かべるため
タキシードに比べると馴染み深いのではないでしょうか。
和装の場合はこちらの紋付袴を着用します。
よく黒五つ紋付き羽織り袴と何が違うの?と思う方がいらっしゃいますが
これを短縮して呼びやすくしたものが紋付袴のため
指しているものは同じです。
この服装は英国式の結婚式のように時間帯にわけて
着用する服装が変わるということはないのですが
注意点がいくつかございます。
基本的に家系の家紋を間違えなければ形や色に問題はありません。
しかし、新婦の衣装の格式を揃えるということに注意しましょう。
例えば、新婦が正礼装である白無垢、色打掛、黒引き振袖、本振袖を着用していれば
新郎も正礼装である紋付袴になります。
その他の振袖を着用する際は新婦の衣装の格式を確認し、その後に新郎の略礼装を
考えるようにしましょう。
男性の略礼装は色紋付袴と言われている
色がついている略礼装になります。
2.その時の流行りの服装とかはあるの?
結論から言うと結婚式の新郎の服装については流行などは特にありません。
実際にハナユメのタキシード調査によると
タキシード | 84.3% |
フロックコート | 4.3% |
テールコート(燕尾服) | 5.2% |
その他 | 6.1% |
と結果がありました。
その中でもタキシードがやはり王道で選んでいる方が多いようです。
ただし、参列するゲストの服装についてはその時々によって
多少の流行りはあるように思います。
服装の種類はわかったけどまだまだ不安要素が…と思っている方のために
服装選びの際にこれさえ押さえておけば安心の大事なポイントをお伝えします。
先程紋付袴の説明でもお伝えした
【花嫁/新婦の衣装に合わせる】
これが初めの大事なポイントです。
花嫁をたくましくクールにエスコートするのが
結婚式における新郎の役割です。
そのためウエディングドレスを花嫁が着るなら新郎もタキシードやフロックコートなどを選択しましょう。
和装であれば新郎も紋付袴に合わせましょう。
細かいところまでいうと式場の色や雰囲気などのテーマに合わせて
衣装、色も選択するとより一層素敵な結婚式になると思います。
【自分に合った適切なサイズを】
スーツはレンタルするのがほとんどかと思います。
しかし稀に自分のサイズに適したタキシードがないなんてことも。
その際は費用はかかりますがオーダーメイドをおすすめします。
見栄えだけでなくオーダーメイドだと動きやすさや着心地も変わってきますので
オーダーメイドを利用するのも視野に入れてみてはいかがでしょうか。
4.購入?レンタル?どっちがお得?徹底比較!!
新郎の服装をレンタルしたほうがいいのか
購入したほうが良いのか迷われる方も結構いらっしゃると思います。
そこで実際に比較検証してみました。
レンタルした際の費用 | 約8.3万円 |
購入した際の費用 | 約8.7万円 |
※「結婚スタイルマガジントレンド調査2018」より。数値は推計値
この数字を見ると意外と変わらないと思います。
ですがここで注意したほうが良いのは
持ち込み料です。
この持込料とは式場に持参したアイテムがあれば
持込料の対象となるようです。
1着当たり1万~5万ほどかかってしまう場合がありますので
レンタルした際の費用 | 約8.3万円 | 持ち込み料なし |
購入した際の費用 | 約8.7万円 | 持ち込み料+1~5万円 |
金額だけでみるとレンタルしたほうが安かとおもわれるかもしれませんが
小物類だけ購入するという方法もあります。
この方法を使えばコストをおさえつつ
タキシードのみは式場でレンタルすることができます。
一番おすすめの方法かと思います。
購入してもまだまだ綺麗であれば
オークションなどで売ることもできますので
さらに節約できるかと思います。
▶フォーマルセット◀
5.最後に
新郎の結婚式の服装について理解が深まったでしょうか。
結婚式は一生の中でも大きなイベントですのでしっかりパートナーの方と話し合って
最高の思い出を作ってください。