デジカジという言葉を聞いたことがありますでしょうか?
日々コロナの影響の関係もありテレワーク・在宅勤務・リモートワークで仕事をされる方も増加しています。
市場調査会社の調査によると、2020年に一般企業に勤めている人の50%が在宅勤務やリモートワークなどをなんらかの形で実施することになるのではという見解がなされています。
実際に今回のコロナウイルスによって感染症を防ぐための策として在宅勤務やテレワーク、リモートワークの導入が途端に普及した大きな要因といっても過言ではないでしょう。
また、社内以外での働き方が浸透していくに従ってZOOMなどオンライン上でのweb会議やオンライン面談などネットを介してのコミュニケーションツールの利用者も多くなっています。
そしてその増加に伴い会社に出社しないためカジュアルな服装で働いてしまうという問題が最近では発生しています。
出社しないとはいえ仕事とプライベートのメリハリは大事でありカジュアル過ぎるとテレビ会議、面談の際も印象が悪くなりうることも十分あり得ます。
そのため昨今世間では「デジカジ」という言葉が広がってきています。
今回はリモートワークに関する現状からデジカジって?結局どんな服装がいいの?など快適且つ仕事に集中できる服装のお話をさせて頂きます。
意外と知らない?「テレワーク」「在宅勤務」「リモートワーク」の違いとは
デジカジの説明の前に皆さんよく「テレワーク」「在宅勤務」「リモートワーク」と言う言葉を耳にするとは思いますがそれぞれの違いを理解していますでしょうか。
まずはそれぞれの違いについてお話したいと思います。
1.テレワーク
テレワークとは離れた所を指す意味の「tele」と働くの意味を持つ「work」を組み合わせた造語であり意味合い的にはそのまま「離れたところで働くこと」を意味します。
もっと詳しく言うとテレワークにも「雇用型テレワーク」と「自営型テレワーク」の2種類の形態があるのですが詳細を知りたい方はこちらをご覧ください
2.在宅勤務
在宅勤務とはその名の通り「自宅で働くこと」であり、雇用型テレワークの一つのかたちです。
とはいっても毎日家で働くことを指すものではなく、週に2日会社に出社する日もあれば週に3日出社する日もあったり在宅勤務の形態は様々です。
3.リモートワーク
リモートワークとは遠隔や遠いの意味の「remote」と働くの「work」を組み合わせた造語で会社以外の場所で働くことを指します。
以上がそれぞれの呼称の違いになります。
特にややこしいのがテレワークとリモートワークの違いだと思いますのでさらに簡単にまとめさせて頂きました。
■テレワーク→在宅勤務、モバイルワーク、サテライトオフィスの3つの働き方の総称
■在宅勤務→自宅で働く働き方
■リモートワーク→働き方にかかわらず、オフィス外で働くこと
少し違いが理解できたでしょうか。
リモートワークのメリットデメリットは?
デジカジの説明の前にもう一つ。
今現在のリモートワークの現状をお伝えいたします。
今まで日本では会社に出社することが仕事をしているという認識だった人も多いはずです。
それが今回のリモートワークで考え方もや生産性・効率の良さに気が付いた企業もあるのではないでしょうか。
実際にリモートワークでの働き方を導入したアンケートが下図になります。
(引用:PRtimes)
急遽リモートワークの導入により困惑した企業も多々あると思いますが実際に約4割の方がリモートワークに満足しているという結果になっています。
実際に不満と回答した方は全体の13%ほどであり、非常に満足・満足と回答した方は不満であると回答した方の3倍以上でした。
どちらとも言えないと回答している方は恐らくまだ日が浅くリモートワークを導入した段階のビジネスマンであるように思いますので、今後はますますリモートワークに満足するビジネスマンが増えてくるのではないでしょうか。
本題のリモートワークが増えるにつれて増えるデジカジって?
デジカジは今後ますますリモートワークが増えるにつれて普及し、みなさんも聞きなじみのある言葉になるかと思います。
そもそもデジカジとは【デジタル画面でもきちんと見えるカジュアルウエア】のことをデジカジと一般的に呼ぶようです。
つまり、パソコン(デジタル画面)を使って仕事するからリラックスした服装で仕事しても大丈夫って思っているかもしれませんが
それじゃだめですよってことですね。
実際に普段からパソコンを使う人ならまだしも慣れていない人なら当然リラックスした服装でもそんなに支障がないだろうと考えてしまう人も多いはずです。
しかし、リモートワークだからこそ服装にいつも以上に気を付ける必要があります。
そのため、ビジネスマンの方でもワイシャツにネクタイを締めてスーツを着ることで仕事モードが入るというビジネスマンもいるように、リモートワークでも同じく自分の中でオンとオフがしっかりできるデジカジ服装を決めて準備しておくことをおすすめします。
この服装はデジカジ?
デジカジのことは分かったけど実際に何を着たらいいのか?
私自身も出勤時はスーツを着て出社していたがいざリモートワークが始まり取引先の方とテレビ会議が始まるととどんな服装を着ればいいのか困惑しました。
なによりもデジカジという言葉も分からないし、自分の服装と周りの服装のギャップがないかということを一番懸念していました。
部屋着がダメと言うのはもちろんのことなので、とりあえずは普段のネクタイにワイシャツを着用し、なおかつ部屋着感といういつもと違った雰囲気は出ないように極力いつもと同じ服装で上半身は挑み、下半身は見えないであろうという理由からスウェットを履いていました。
実際テレビ会議が始まると様々なことに私自身気づきました。
一番目に付くのが身だしなみ。
普段対面の場合ですとお互いの空気感と言うのが伝わるため、相手の服装に目が行くことはなく商談内容に意識が集中するのですが、テレビ会議だけは違っていていなぜか相手の身だしなみに注意がいつも以上に行くようになりました。
そのため「髭が伸びてる」など「普段髪の毛セットしているのにしていない」など相手の身だしなみへの気づきがたくさんありました。
また真面目にネクタイを着用して画面に映る自分の姿にも違和感を覚えました。
これはリモートワークでテレビ会議をしたことのある方なら分かるかたも多いのではないでしょうか?
恐らくこれに大きな理由があって、それが「常に画面が固定」のため目の注意がそれていき話と関係のない身だしなみにいつも以上に注意が行くのだと思います。
自分の姿の違和感に関しては相手との距離がいつも以上に近く感じられるため、ネクタイを締めてきっちりとした格好だとかえって不自然になるのだと思いました。
この違和感もなく身だしなみにも注意がいかないような工夫、服装をするのがデジカジの上で一番気を付けるべき点ではないかと思います。
特にデジカジを意識したほうがいい方は、画面上で初めて出会う場合になります。
先ほどの私の例のようにお得意先であれば大きな問題はないかと思いますが、これがもしパソコン上での初めて顔合わせする場合だと違ってきます。
それは第一印象です。リモートワークという環境のせいではありますが相手からするとパソコン越しに見るあなたの姿が第一印象なのであって、それはあなたも同様に「髭が栄えてるな」「髪の毛をセットしてないな」などの印象になるわけです。
そのため初対面の方はデジカジを意識する必要があるのです。
結局デジカジって何着たらいいの?
デジカジを選ぶポイントは大きく二つあります。
一つ目は礼儀さ、二つ目は快適さです。
これは普段でも当たり前のことではありますがやはり仕事をしている以上相手に対して礼儀、マナーが伝わる服装を選ぶのが最適です。
そのため基本シャツを着る際は襟付きのワイシャツが必須です。
そしてもう一つが快適さです。どうしても普段と違ったデスクワークがメインになってきますので快適さが大変重要になってきます。
選ぶ際のポイントとしては家庭の椅子で長時間デスクワークをしていると体が疲れやすいので、腕や肩が動きやすく窮屈さを感じず伸縮性がある素材をおすすめします。
もう一つ言うと少々ゆとりのあるオーバーサイズがおすすめでもありますが、こちらはワイシャツの商品によりけりです。
私が特にお勧めするのがこの2点です。
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両アイテムとも伸縮性があり洗濯した後のケアも簡単なシャツは使い勝手がよく着心地もストレスフリーでした。
また、腰回りがもたつかずパンツにインしたスーツスタイルにも合わせることが可能なため普段着はもちろんこれからの夏の季節にも愛用できる商品だと思いました。
襟がきれいにみえてストレッチ、着心地抜群のポロシャツはリモートワークするうえで快適かつ必須アイテムです。
このように見た目は普通のワイシャツにも関わらず機能性が高く快適なデジカジの商品を持っているのと持っていないでは仕事の効率も大きく変化があるように身をもって感じました。
仕事が終わってからも慣れないデスクワークにも関わらず肩こりや疲れが減ったのもデジカジによる効果だと思います。
意外な盲点
デジカジをしていて意外な点もあったので最後に補足としてお伝えします。
それは子供から向けられる態度です。
普段の部屋着でいると、仕事にもかかわらず子供から遊ぼうなど、ちょっかいをかけられることがしばしばありますが、デジカジ姿をしていると不思議と小さいながらお父さん=仕事中というのが分かるみたいで、
「仕事終わったなら遊ぼうよ」と言われるようになりました。
これは予想外の事態でした。
皆さんも良かったらこの機会にデジカジの服装をそろえてみてはいかがでしょうか。
次回は実際に画面越しの服装の見え方などについてお話ししようと思います。