withコロナと言われているこの時代に一つの会社、一つの職種にとらわれずに働く働き方パラレルワークという言葉が今再度注目を浴びています。
2018年は副業元年と言われており徐々にそのブームが落ち着いていきましたが今回のコロナウイルスの影響によってリスクを回避するためにこのパラレルワーク思考の人が増えています。今回はこのパラレルワークについてお話させて頂こうと思います。
パラレルワークとは?
パラレルワークとはそもそもなにを意味するのか?副業、兼業とどう違うのか?について初めにお話ししようと思います。
パラレルワークとはパラレル(並行)とワーク(働く)の二つを組み合わせた言葉です。つまり、複数の収入減をもつことで一つのビジネスに依存しない新しい働き方のことを指します。今回のコロナウイルスによってアメリカの失業率は14.7%と戦後最悪の数字となりました。これは日本にも当てはまることでこれから起きるのは、早期退職と大規模なリストラです。そして雇用大崩壊がさらに加速していくという事です。この事態に危機感を感じた人が大勢いるためパラレルワークが再度注目を浴びているという事なのです。
副業とどう違うのか?
パラレルワークは一見すると副業と同じなのでは?と思われる方がいるかもしれませんが副業とは微妙に意味が変わってきます。
副業とは一般的にサブ的なポジションの仕事をもつということであり、あくまで
本業>副業
という関係が成り立ちます。
しかし一方で、このパラレルワークは自分がやりたいと思っている趣味や興味があるものごとに基づいてやりたいことをしているというイメージです。
副業のような優劣の関係というのはなく、同時に平行して行っているこれがパラレルワークと副業との大きな違いです。
もう1点大きく異なる点は多くの方がスキルアップやインプット、アウトプットをする場、そして最終的には自分自身への投資を行うことによって相乗効果を得られるという理由からパラレルワークをしているかたも多くいます。
パラレルワークの実例
実際にパラレルワークの例をご紹介させていただきます。
近年のインターネットの利用拡大、普及に伴ってYOUTUBE、アフィリエイトのためのブログ運営などが特に多い傾向にあります。中には大学の教授をしながら著述家として活動していたり、会社員でありながら自分自身が会社経営者というパラレルワークの形も存在します。
中には会社員、主婦、イラストレーターなどといった3つのわらじを履いている方も最近では増えてきています。
パラレルワークメリット
実際にパラレルワークが個人と企業の双方にどのようなメリットがあるのかについても説明させていただきます
個人のメリット
パラレルワークの個人のメリットは想像がつきやすいかと思いますが主に
- スキルを蓄積しやすい
- 時間管理能力が身につく
- 片方で得たノウハウを応用できる
- 人脈の形成ができる
これらが主に個人側にとってはメリットかと思います。私自身が一番の魅力と感じたのは小さく自分の夢を始めることができることなのではないかと思います。一つに専念していないため仮に失敗したとしても自分にとってはいい経験となり、仕事にもその経験を生かすことができるからです。また、軌道に乗り始めるとそれを専業にするという選択肢も増えてきますし、どちらにせよ自分の人生において大きなメリットがあるのではないでしょうか。
企業のメリット
企業側にもパラレルワークを推奨することでメリットがあります。
- 労働者の視野が広がることで仕事に繋がる
- 労働者の人脈が広がり、仕事に生かすことができる
- 優秀な人材の転職を防げる
- 仕事の作業効率のアップ
個人のメリットがそのまま企業側のメリットに直結していくという印象があります。
企業によってはパラレルワークがNGな会社もありますのでしっかり確認した後に行いましょう。
パラレルワークデメリット
パラレルワークにはもちろんメリットがある反面デメリットも存在します。
- 本業との両立
- 就業規則について
- 本業の会社に認められない可能性がある
- 継続しないと結果がでない
上記のようなデメリットが挙げられます。特に注意すべきポイントは本業に支障をきたさないことです。パラレルワークと言うものは本業がありきの社外活動に熱中できる環境があるという事でです。その生活のベースがあってこそ成り立つということをしっかり理解しておきましょう。
パラレルワークまとめ
パラレルワークいかがでしたでしょうか?パラレルワークというものは無理にするというものではなく、より充実した人生を育むことを目的に本業をいくつか持つというライフスタイルです。始める際には自分の本当にやりたいことを箇条書きでもいいので書いてくと継続できそうなものが見えてくると思います。
人生100年時代の今パラレルワークをしているのが当たり前になる日はそう遠くありません。