定期更新の時期がやってきた!


電車通勤やバス通勤の方の多くが購入する通勤定期。
とりあえず定期買わなきゃ!
って気持ちに駆られて購入してる方、割といると思います。
(ちなみに私もそうです笑)
今回は本当に定期券を買った方がお得なのか、日割にするといくらなのか、等について考えていきたいと思います。
初稿※2019年8月29日
更新※この記事は 2024年11月19日時点での金額です。料金変更や消費税率変更により実際の料金と異なる場合があります。
更新※この記事は 2024年11月19日時点での金額です。料金変更や消費税率変更により実際の料金と異なる場合があります。
1.定期券の種類は3種類




定期券には購入日からの有効期間ごとに1か月、3か月、6か月の3種類があります。
基本的にはどの鉄道会社でも期間が長ければ長いほどお得になります。
たとえばJR西日本の「天王寺」から「大阪」までの通勤定期券を買うとします。
JR大阪環状線
1か月 6,240円 3か月 17,830円 6か月 30,320円
3か月定期は1か月定期よりも890円お得、
6か月定期は1か月定期よりも7120円お得、
無理をしてでも長期間の定期券を買った方が断然お得だということが分かりますね。
定期券の購入にはクレジットカードも利用できるので、現金がない!という方は分割払いなどで購入することもできます。
2.何日通勤すればお得になる?




気になるのはやっぱりここ。
定期券を買うことで本当にお得になっているのか?
何日通勤すればお得になるのか?
天王寺⇔大阪間で検証してみました!
2-1.定期券を持たない場合
1か月が30日、週休2日とすると月の通勤日数は約22日になります。
定期券を持たずに毎日切符を購入をした場合、1日の往復料金が420円。
1か月で9,240円
3か月で27,720円
6か月で55,440円
という計算になります。
2-2.1か月定期の場合
6,240円の1か月定期の場合、
6,240÷420=14.85
つまり1か月で15日以上通勤すればお得になります。
計算してみると、もし休暇などで月8日以上のお休みになった場合は1か月定期の方が高くなってしまう可能性が・・・。
ちょっと3か月定期の方を見てみましょう。
2-3.3か月定期の場合
17,830円の3か月定期の場合、
17,830÷420=42.325
つまり3か月で43日、1か月換算で約14~15日以上通勤すればお得になります。
1か月定期とあんまり変わらない気もしますが・・・
これまた休日が多い月だと損しちゃいますね。
2-4.6か月定期の場合
30,320円の6か月定期の場合、
30,320÷420=72.1
つまり6か月で73日、1か月換算で約12日以上通勤すればお得になります。
3か月定期と比べてもレベルが違うお得感・・・!
長期休暇があったとしても、6か月定期ならお得な場合の方が多そうです。
まとめ(1か月で22日間の通勤と仮定した場合)
定期券なし | 定期券あり | 差額 | 割引率 | |
1か月定期の場合 | 9,240円 | 6,240円 | 3,000円 | 約32% |
3か月定期の場合 | 27,720円 | 17,830円 | 9,890円 | 約35% |
6か月定期の場合 | 55,440円 | 30,320円 | 25,120円 | 約45% |
3.定期代が安くなるかもしれない「分割定期券」




ここまで、一般的な通勤定期券でのお話をしてきましたが
定期券を分割して買う「分割定期券」はご存知ですか?
区間によってはこの分割定期券の方がお得になる場合があるんです!
1枚の定期券に2区間分をまとめることができるので別々で定期券を持つ必要もありません。
たとえば、三田(兵庫県)⇔大阪 間の6か月通勤定期を買う場合はこの通り。
【一括】
三田⇒大阪 110,880円
【分割】
三田⇒宝塚 47,520円
宝塚⇒大阪 55,250円 ⇒102,770円で8,110円もお得!
※2024.11.19時点。料金変更や消費税率変更により実際の料金と異なる場合があります。
計算するのは面倒ですが、一度してみる価値は大いにありますね!
ただし、分割定期券となると途中で一度下車しなければいけないので注意が必要です。
4.お得な小技




定期券を買う際に知っておくとお得な小技をお教えしちゃいます。
小さなことではありますが、チリも積もれば・・・と言いますからね!
4-1.いつからの定期券にするかが重要!




毎月の日数は月によって異なります。
たとえば1年で最も短い2月の28日~の定期券を購入してしまうと、1か月定期なら3月27日までの28日間しか利用できないのです。
月初めの1日に購入すれば3月31日までの31日間利用することができるので
3日間も差ができちゃいます!これは大きい。
4-2.購入区間はできるだけ遠い距離を選ぶ!




定期券の料金は各駅ごとに決められているわけではなく、区間ごとに決められているのが一般的です。
つまり、お目当ての駅より遠い同値段の駅があればそこまでの定期券を購入した方がお得!
ちょっと飲み会に・・・買い物に・・・なんてことがあっても手軽に行けちゃいますね。
4-3.使わなくなったら払い戻しも可!




6か月定期を購入したけど退職・転勤などの理由で使わなくなった・・・
そんな時にはまだ使っていない月分の金額を払い戻すことが可能です。
※別途手数料が発生します。
ですが、払い戻しは1か月単位での返金なりますので注意が必要!
たとえば1月1日~6月30日の定期券を購入し、
3月31日に払い戻し申請をした場合⇒3か月分払い戻し
4月1日に払い戻し申請をした場合⇒4月は1か月分利用したとみなされ、2か月分の払い戻しに!
大きな損に繋がってしまうので、
タイミングを逃さないように要注意です!
今回は近距離の天王寺⇔大阪 間で調べましたが
奈良⇔大阪 など、遠距離の場合はもっと定期券がお得になるケースがあります。
次回購入時はちょっと時間をとって、じっくり考えなおしてみるのもいいかもしれませんね。